真夏の佐渡RUN

1日目

朝3時半。エムヤマが迎えに来た。昨夜は22時に寝たものの、晩酌に飲んだビールが若干残っているようだ。長野でたつを拾いに行く。座椅子で力尽きたように寝てた(笑) 聞けばバイト明けで準備をし、ほんの数分前に力尽きたとのこと。そのバイト先から貰ってきた松茸ご飯とさば寿司を朝飯に頂く。

6時に直江津港につく。おーもりと一月ぶりの再開。乗船手続きを済ませ、早速ビール購入。いざ佐渡へ!

佐渡汽船乗り場にて

 

乗船後、すぐ甲板に出て乾杯! まだ朝の7時だというのに・・・ しばし雑談するも船に揺られて心地よく眠りに落ちた。しばらくしたら日差しが強くなってきたので目が覚めた。横を見るとたつが転がっている。たつはうまいことマストの日陰で寝ていて、船の進行方向変わるとたつも転がって日陰をキープしていた(笑)

眠り転げるたつ

 

佐渡上陸

さあ、佐渡に到着だ。まずは情報収集のためフェリーターミナルへ。佐渡の地図を手に入れ出発。

たらいぶね

しかし朝が早かったのですぐに飯屋へ。「大衆食堂」なる食堂があったので入ってみた。失敗(T_T) そばと刺身を頼んだらのびきったそばとビショビショな刺身がきた。気を取り直して出発。小木から山を越え素浜という海岸へ向かった。海に向かって下っていって林が切れ、海が見えた瞬間は鳥肌モンだった。まるで沖縄の海のようにエメラルドグリーンの海が広がっていた。当然そのまま通過するはずもなく、速攻で海に飛び込んだ。サンゴこそほとんど生えてないが、まさに沖縄のような海の中。50cmはあるクロダイが目の前を泳いでいた。サザエもいっぱいいた。(余談だが今回泳いだ海の中でここ素浜が一番きれいだった。小木とは山を挟んですぐのところ。フェリーで日帰りでも十分楽しめるはず。)

素浜の海

あんまり泳いでいると先に進めなくなるので適度なところで切り上げて出発。海岸沿いを真野を目指して走る。真野は「アルコール共和国」でもあり、酒蔵が3軒あって見学ができるらしい。そのうちの一軒「真野鶴」が通り道にあったので寄っていくことに。酒蔵といえばおいしい仕込み水が自慢。炎天下を走ってきたボクら4人は開口一番に「水ください!」 しかし今年の猛暑のため蔵の井戸も水位が低下し、仕込み水は飲めなかったので水道水をいただく。のども潤ったところで酒の試飲開始。正直新潟の酒は「淡麗・辛口」というイメージが強かったが、ここ「真野鶴」はしっかりと味のある酒だったので気に入った。

真野鶴

「真野鶴」をでて両津をめざして、小佐渡と大佐渡の間を横断する。佐渡に入ってようやくコンビニ発見! 「SAVE ON」だけどね。コンビニでアイスを食らう。出発。途中「トキ保護センター」の看板があったのでよってみた。50m前方にトキの入っているオリが見えるだけ。こんなに200円も払ってしまった。

両津に入る手前、加茂湖にそそぐ川を渡った。川を覗き込んだら魚がいっぱいいた。網があったら簡単に捕まえられそうだ。加茂湖畔を走った。加茂湖はカキの養殖がさかんで、アチコチにカキの殻が山積みになっていた。カキの殻を砕いて粉にしている工場もあった。加茂湖があまりにもきれいなのでちょっと休憩。

加茂湖

加茂湖を離れ両津市街に入った。晩飯の買出しと昼飯(というかおやつ)を食べなくては。両津は佐渡で一番大きな街と聞いていたが寂れていた。コンビニも見当たらないのでたこ焼き屋で飯を食うことにした。またもや失敗(T_T) たこ焼きまずい、焼きそばギトギト。Aコープで買出し。今夜はカレーに決定した。海岸沿いを二つ亀方向に走る。白瀬という集落に廃校があったので今夜のテン場はここにした。ひとまずテントをたて、海に向かった。白瀬の海岸はテトラポットがあって磯ではなく砂浜だった。水もにごっていて魚もあまりいない。テトラポットまで泳いでみたらムラサキウニがいたので捕獲。10匹ほど獲って引き上げた。

廃校にて

いよいよ晩飯。佐渡上陸以来、飯にはことごとく失敗してきたので晩飯に対する期待は大きかった。本日のシェフたつ曰く、「カレーなんて失敗のしようがないですよ」とのたまっていたら、水の分量まちがえやがってカレースープの出来あがり(T_T) 仕方がないのでしょう油をかけて食す。ムラサキウニも身が少なく、やはり切ない晩飯であった。

食後宴会に突入。佐渡の銘酒「北雪」を飲み、佐渡名産の「さきいか」をつまむ。この「さきいか」、長野だったら380円くらいなのに佐渡では140円で売っていた。「北雪」は普通の本醸造だったが、乳酸系の味があって美味かった。空は満天の星で、気がつけばそのまま寝てしまった。

ふと目を覚ますと、もうみんなテントに引き上げていた。「こんなに星がきれいなのに、なんでテントでねるんだよ? もったいないなぁ」と思っていたら蚊が襲撃してきた。そういや晩飯の時、エムヤマが集中攻撃を受けていたな。奴がテントにこもったからコッチに来たのか。仕方がないのでテントに撤収。


2日目

あぢい〜 朝の6時に日差しの強さで目が覚めた。テントをでるとエムヤマが昨夜の残りのカレースープを煮詰めていた。聞けば5時にサイレンが鳴って目が覚めたらしい。ぜんぜん気がつかなかったよ。エムヤマの努力の結晶となったカレーを食して出発。

本日の目的地は二つ亀。ほんの20kmほど先だ。しばらく行くとアップダウンになった。鷲崎の商店で休憩。あまりに暑いのでついビールを飲んでしまう。まあいいや。二つ亀まであと3km。

二つ亀到着。手前のオートキャンプ場は無視して、下のキャンプ場へ。入り口には600円とかいてあったのに、受付では800円に。なんだよ! さっと手続きをし、テントを設置。ついでにのんびりグッズのハンモックとタープも設置。

さあいよいと二つ亀へ。さすがは日曜日、結構混んでる。昼飯にパンを買って、砂洲に座って昼飯。う〜ん、のどかだ。

さて腹も膨れたし泳ぐとするか。まずは砂洲の西側の海に入る。浅い。歩けど歩けど、水深が20cmくらいしかない。足元の石に滑ってこけてしまった。頭に来たので反対側の海へ。こっちは深いや。早速潜ってみると、一面のムラサキウニ。もはやウニ畑のようだ。昨夜でムラサキウニは飽きたので、馬糞を探す。あった。と思ったら抜け殻だった。ウミンチュのたつに聞いたら岩をひっくり返せとのこと。がんばってひっくり返したら、貝発見。トコブシだった。まだ小さいのでリリース。1時間ほど泳いでいたが、ウニ、ヒトデ、名の知れない巻貝はいっぱいいた。あとベラという魚も結構いたが、モリでもないと捕獲しようがない。寒くなってきたので浜に上がり、日光浴。風が強くなってきた、日も影ってきたので砂をかけてもらった。指宿の砂蒸風呂のようで気持ちいい。

しばし昼寝をし、再び潜った。今度は岩場で波がざっぷーんとなってるところにいった。サザエさん発見(笑) 夢中になっていたら、波にもまれアチコチ傷だらけ。

浜にもどったらずいぶん人が減っていた。さすがは日曜の午後。いつもなら月曜からの仕事が頭に浮かび、ブルーになる時間帯だ。ビバ夏休み! さすがに泳ぐのも飽きたので、テントに戻った。

テントに戻ってもやることもないので、しばしマッタリ。そろそろ晩飯のことを考えよう。一番近い集落まで2kmほど。でもそこに商店がある保証ないので、とりあえずキャンプ場の売店へ。缶詰やらベーコン程度ならあったので妥協かな? そこでレジに持っていったらレジの前のアイスケースに肉がいっぱい。予定変更。今夜は焼肉だ! 肉3パックとビール4本買って1400円。安いね(邪笑) テントに戻りとりあえず乾杯! 一息ついたところで「上のホテルに買出し」組と「飯炊き」組に分かれ晩飯の準備。

飯も炊け、買出しも終わりいざ宴会。まずは肉を焼きまくる。もうもうとたちこめる煙。肉からしたたり落ちる脂。ビールは佐渡名産北雪ラガーだ。肉もウマイ、ビールもウマイ。あっという間に肉を平らげ、お次はサザエの壷焼き。わたの苦味がたまらん。酒はこれまた北雪の「山田錦100%」。芸のない名前だがなかなかウマイ。

突然たつが別の貝を焼き始めた。そう昼間みた名の知れない巻貝である。「食えるの、ソレ?」 「食えますよ」 むしゃむしゃ食べ始めた。あろうことかそのうちのひとつは貝ではなくヤドカリだった。「ウマイ、ウマイ」 ・・・恐るべし、悪食。

海を見に行った。いか釣り船が水平線上に並んでいた。波の音がかすかに聞こえる。・・・ささいな幸せ・・・

今夜も蚊の来襲があったの早々テントに撤収。


3日目

今日の朝飯は昨晩食い切れなかったため余った、佐渡名産イカの一夜干し。これじゃイカの一夜越しじゃないか!

二つ亀

 

二つ亀を去り、大野亀へ。下から見上げると結構高くそびえてる。「登りたくねぇ」と思っていたが、プランナーとして多数決をとったら登ることに。あろうことかおーもりとエムヤマはチャリを担ぎ始めた。こんなトコで山サイかい! 15分ほどで大野亀山頂へ。

大野亀より二つ亀を望む

 

相変わらず変人なおーもり

 

大野亀山頂

 

残念ながら今日はかすんでいるため、景色はいまいち。大野亀をおり、海岸沿いを南に向かう。結構風が強い。時々先頭交代をしながら進む。

海府大橋に着いた。なかなかの景色。たしかここって自殺の名所だったなぁ。

海府大橋

 

海府大橋の先は跳坂なる難所。といっても反対から来たら話だけど… 跳坂気持ちよく下っていく。「滝だ! ストーップ!」 すぐさま服を脱ぎ滝壷に飛び込む。野郎ばっかだと、気を使わないのがイイ(負け惜しみ?) 滝壷を潜ってみるとカジカがいっぱい! 佐渡は自然が豊かだ。

ひたすら南へ。途中涌き水が2ヶ所あった。水もウマイ。

昼飯時になったがコンビニはおろか食堂すら見あたんない。一昔前のツーリングってこんな感じだったのかなぁ?

高千とう集落でようやくAコープ発見。昼飯は各自自炊ということに。ボクはハンバーグとチーズで網焼きハンバーグを作ることに。暑い中走ってきたから当然ビールも。すぐそばの港で宴会もとい、昼飯開始。いや〜、ビールが美味い! 調子に乗って1リットル飲んでしまった。当然動けるわけもなく、しばし休憩。くそ暑い日差しの中、眠りこけた。

さすがに暑くて酔いもふっとび(?)、出発。尖閣湾を目指す。途中のひまわり畑がきれいだった。ところでひまわりって太陽に向かって周るんじゃなかったっけ? ここのひまわりたちは暑さのためか、太陽に背を向けていたよ。

尖閣湾到着。すぐさまみやげ物売り場に飛び込む。「すずしい〜」 尖閣湾観光は500円もするので却下。代わりにソフトクリームを食らう。しばしマッタリ。

尖閣湾を過ぎたらアップダウンも終わり、相川へと下る。相川の金山を当初観光予定だったが、あまりのスローペースのため、カット。そのまま、佐和田へ向かう。

佐和田到着。市営のキャンプ場はテント一貼り(今回は夏に野郎4人で1つのテントはあまりにムサイのでみんな個人テンなのだ)1000円と高い。管理人と交渉するため、管理人室をのぞくが、誰もおらず。そっか、月曜日だから公的機関はお休みね。明日の朝、管理人が来たら交渉しよーっと。

テントを張ったら当然海へ。ここの海は遠浅の砂浜。たつと二人沖のブイまで遠泳した。浜に戻って、魚を探すが何にもいない。ヒトデとわけのわからないゼリー状の物体しか見つからなかった。体もクールダウンしたところで晩飯の買出しに。

佐和田の街は思いのほか都会だった。すぐに大型スーパー発見。最後の晩餐ということで魚を買い捲る。いったんテントに戻り、風呂へ行く。3日目にしてようやく体が洗える。体重を量ってみるがプラスマイナスゼロ。まあ、あれだけ飲み食いしてたから、こんなもんか。風呂場では真っ赤に焼けたエムヤマが風呂に入れず苦しんでいた。

さっぱりしたところで最後の晩餐に突入。エムヤマに鯵をおろしてもらい、その間に米と味噌汁を仕込む。今夜のメニューは以下のとおり(4人分)

体がきれいになったせいか、今夜は蚊にさほど悩まされることもなく、夜は更けていった…


最終日

いよいよ最終日。13時のフェリーので佐渡を発つ予定。昼前には小木に着きたいため、朝飯はコンビニですました。国道350号を南に向かう。しばらくいくと、たつが「う○こしたいので、トイレあったら止まってください」と。佐和田→真野と街を過ぎたため、当分トイレなんぞありそうにない。すると右手にガソリンスタンドがあったから、止まるかたずねたが、「いいです」とのこと。結構切羽詰っていそうなのに贅沢な奴だ。結局その先にあった簡易トイレで妥協。この暑さの中、簡易トイレのなかはさぞかしキツイだろうに…

西三川を過ぎ、小佐渡横断開始。いったん登り切ったところにJAがあったので、木陰で休憩。すると御盆に西瓜を山盛りにしたオジサンがコッチに向かってきて、「食べてくれ」と。いや〜、いい汗かいて木陰で食うキンキンに冷えた西瓜は最高。4日目にして初めて佐渡人のやさしさを感じた。

村山というところまで登り、ここからは国道をはずれ、羽茂の港のほうへ。当然、海を見ながら走りたいからだ。海まで気持ちよく下る。

羽茂から小木まではあっという間。10時30分。小木港着。まずはお疲れの乾杯! 売店で地ビールを買って飲む。その後11時30分までフリー。ボクは北雪の酒やらを土産に買った。

さて佐渡最後の飯は当然寿司! おーもりが郵便局で地元のオバチャンから情報収集してきた「質より量の店」に行く。店に入った時は、客も少なく「やってしまったかな?」と思っていたが、ボクらの後からどんどん客がきていっぱいになってしまうほど、にぎわった。4人中ボク以外は学生なので、ボクは社会人POWERで特上+いか刺し+あつかんとリッチにいった。「質より量」のはずだったが質もなかなかのものでさすがは佐渡といったとこ。当然量はありました。ほろ酔いと満腹でいい気持ちになって佐渡の4日間は終了となった。